先週末は、函館市の湯の川温泉『旅館一乃松』さんにはこだて割を利用して、1泊して
来ました。
こちらの旅館には平成26年冬に1度宿泊したことがあって、お部屋で夕食・朝食共いた
だけるのが、魅力の1つです。
このご時世ですから、密を心配せずにお部屋でお食事できることは、安心できますね。
では、久しぶりの『旅館一乃松』さんをご紹介したいと思います。
①館内
早速玄関に入ると、消毒に検温、もちろん体温は正常値です。
こちらは古き良き日本旅館という感じで、館内は畳敷きになっており、スリッパの
用意はなく、そして畳には刺繍がしてあり、素敵~!!
四季折々で刺繍は変わるそうですが、今回は『松』でした。
前回は確か…色鮮やかな錦鯉だったかしら~。
玄関横の囲炉裏のお休み処、鉄瓶がいいですね~。
ロビーはあまり広くはありませんが、窓から日本庭園が見える落ち着いた雰囲気です。
朝の庭園……池には錦鯉がたくさん泳いでいました。太陽がまぶしい~!
品数は多くはありませんが、ちょっとした函館のおみやげが買える売店があります。
大きなシャコバサボテンが、綺麗な赤い花を咲かせていました。
立派な大きな大きなお皿。
いろいろな置物や日本画が館内のあちらこちらに……。
ここにも囲炉裏が……ここは喫煙コーナーになっているようです。
②お部屋
今回は新館の1階、大浴場近くの『亀』というお部屋で、有難いことに仲居さんに荷物
をお部屋まで運んでいただきました。
お部屋に案内され、早速、仲居さんが手慣れた様子で、お茶と手作りの芋羊羹を出して
いただき、もろもろの説明を聞きながら・・・一服のお煎茶、心が落ち着きます。
正当な日本旅館という感じですね~。
芋羊羹は上品な程よい甘さで、とてもおいしかったです😋
10畳のお部屋の床の間には、掛け軸と香炉が日本旅館を演出しています。
広縁のテーブルには灰皿が、喫煙可でした。禁煙のお宿が多い中、珍しいですね。
お部屋の入り口には、消毒液と空の冷蔵庫。
洗面所には、歯ブラシ等のアメニティの用意。
ウオシュレット付きトイレは、綺麗に清掃されていました。
温泉があるので使用しませんでしたが、お部屋にはユニットバス。
テレビは小さめです。もう少し大きいと見やすいかも……。Wi-Fiも使えます。
浴衣とはんてんは男女同じ、温泉たびもあります。
③温泉
大浴場はお部屋を出てすぐの所にあるので、とっても便利でした。
誰も利用していなかったので、写真を何枚か撮らせていただきました。
湯の川温泉は、塩化物泉『塩の湯』なので、すごーく温っまりますよ~!
温泉分析書、pH7.0は中性ですね。
脱衣場にはかごの用意、鍵付きロッカーは見当たりません。
脱衣場と大浴場のガラスには松の模様・・1本の松で『一乃松』かしら?
洗い場は9個、誰もいないので、私の貸切状態です。シャンプー類はDHCでした。
露天はもっと狭く3~4人程でいっぱいでしょうか。熱めの温泉が注がれています。
露天から見えるミニ庭園、雪見風呂を楽しみました。
洗面シンク3個、化粧水や乳液等の用意もありました。
お風呂上りに直ぐ飲める冷たいお水。
夜中に男子と女子のお風呂が入れ替わります。
朝の大浴場は前日より若干広めで、洗い場は10個、大きな窓の外には松倉川が流れてい
ます。
④お食事(夕食)
夕食は18:30分でお願いしていたので、10分ほど前から仲居さんが準備を始め、お料理
は揚げ物以外は、ほぼ最初に用意されました。
今回はスタンダードプラン、お献立表はなかったので覚えている範囲で説明を…😓
食前酒は甘い果実酒、先付けは寅年にちなんで🐯柄模様の伊達巻?のようなお味。
お刺身は4点盛り。
あんかけのお饅頭、中にはひき肉。
毛ガニは小さめ(涙)だけど……味噌はやっぱりおいしいわ~。
イカソーメンは、ネギと生姜でいただきます。
ウニ鍋はたっぷりの長ネギと共に……。
あんかけ茶わん蒸しは、温泉旅館の定番ですね~。
これこれ…1番おいしかった『キンキの唐揚げ』こちらの旅館の名物です。
頭から小骨も、丸ごと全部いただいちゃいました。バリバリ・・・😋
追加料理でイカの姿焼を注しました。何切れかいただいた後に、写した写真です😓
軟らかいイカに甘しょっぱいタレが絶妙で、ご飯が欲しくなりました。
岩のりのお味噌汁です。
〆のデザートはメロンムース。お腹いっぱい、今日もごちそうさまでした!
お飲み物は良心的価格です。
追加料理もいろいろあります。
⑤お食事(朝食)
朝食は8:00にお願いしていたので、7時半頃に布団を上げに係の方が来てくれました。
昨夜と同じ仲居さんが、手際よく配膳の準備をして、ご飯をよそってくれました。
旅館の朝の定番、ちょうどいい塩加減の焼き鮭、卵焼き、ひじきの煮物、たらこ。
函館名物イカ刺しは、活きが良くておいしかったです。
お宿名入りの焼のリと味噌汁はわかめ……ネギ等が入るもっとおいしいのになぁ~。
つるつる湯豆腐はぺろりと……😋
梅干しとお漬物。
仲居さんが入れてくれたお茶をいただき、朝食はすべて完食です。
おひつにご飯がたっぷりと入っていたので、結局…3膳もいただきました。
食べ過ぎだぁ~😓
⑥最後に感想
久しぶりの一乃松さんでしたが、お部屋でお食事がいただけるのは本当に有難いです。
『ザ・日本旅館』という感じで、その雰囲気をたっぷり味わいました。
同じ仲居さんがお世話をしてくださり、上げ膳据え膳で本当にのんびりできました。
ホテルにはホテルの良さがありますが、日本旅館はやっぱり落ち着きますね~。
一乃松さんの館内やお部屋は結構な年季が入っていますが、しっかり清掃がされている
ので全く問題ありませんでした。
廊下やお部屋の畳は、綺麗に張り替えしているので、とっても気持ちいいです。
アンケート用紙がある時は必ず書くようにしていますが、今回も感じたことを記入して
きました。
温泉に行く時に、ナイロン製の巾着袋かまたはかご等があると、便利かと思いました。
なんてたって、女子は荷物が多いですからね~😓
お献立表もあったら嬉しいなぁ、持ち帰ったら旅の思い出になります。
今回はスタンダードプランにしましたが、お料理は少し物足りなかった感じでした。
前回はお料理をグレードアップしていたので、鮑が出たのでそのイメージからすると、
どうしても心持ち寂しいかなと思いました。
久しぶりの一乃松で一番感動したことは……担当の仲居さんが親切で、とっても感じの
いい方で、心に残る宿泊になりました。
私たちは旅行や温泉のお泊りには、必ず亡くなった母の写真を持って出掛けるのです
が、担当の仲居さんはその写真に気づき、『お母さんも一緒に乾杯しましょうね』と、
食前酒を用意、朝は朝でお茶まで上げていただきました。
現在、チェックイン後は極力お部屋に入ることはしないお宿が多いので、写真に気が付
くことはまずないでしょうね~。
本当に有難く、嬉しかったです。感激しました!!
仲居さんに手取り足取りお世話をいただいたり、きっと好き好きはあるかもしれません
が、仲居さんとの他愛もない雑談等も、旅の楽しさ…日本旅館の良さじゃないかと思い
ます。
宿泊が素敵な1日になるかは、担当者の善し悪しが多少なりとも影響されますが、今回
はとても居心地良く滞在することができました😊
仲居さん、有難うございました。
🔸今回のお会計🔸
◎函館市の旅行会社さんからの予約でした。
宿泊料金(和室1泊2食) 56,550(入湯税含む)
はこだて割 ▲28,260
追加料理・飲み物 3,400
差引合計支払額 31,690円(3名1室1名当り10,563円)
再訪したい度・・・・・★★★★☆(5つ★中)
♡♡♡また、お部屋でのんびりとお食事をいただき、温泉でまったりしたいですね~♡♡♡
🔹旅館一乃松さんの詳細🔹
所在地 :北海道函館市湯川1丁目3番17号
電 話 :0138-57-0001
FAX :0138-57-3666
総客室数29室
URL :http://www.ichinomatsu.co.jp